2002年5月22日水曜日

デジタルコピー品

 旅行最終日。正午がチェックアウトだったので、その後荷物を置かせてもらってサパーレックへ再び出向く。行く途中カオサンの端っこでNMさんとばったり。挨拶してまた歩く。が、ようやくサパーレックへたどり着くと、なんとこの前カトマンズへ向かう前に確認のために寄ったときとは大きく異なり、まるで昨日の夕方というほどではないにしろかなりの店がシャッターを下ろし、開けてる店もプレステ本体を置き、また改造してる店も堂々とありながらもなぜかソフトはゲームボーイのものばかり。なので目に付いた店に順々にプレステソフトはないのかと問うとただただ皆ないというばかり。ない理由はみんなアイドントノウとのこと。単に英語が駄目なのかもしれないけど。俺も含めて。しかし根気よく聞いてまわった結果、どうやら現在警察によるここサパーレックの取り締まりが強化されているということが判明。なぜならここはブラックマーケットでプレステソフトも著作権侵害にあたるコピー品だから。といってもこの警察の取り締まり強化は永続的なものではなく、ここ数週間だけだろうとおっさんは言う。てことはつまり俺のタイミングが滅茶苦茶悪かったってことなのね。警察も気まぐれでこんなタイミングでやらないで欲しいわ。

 ケンタッキーで一休みしてパンティーププラザへ。でもってしかしパソコン用ソフトはほとんどウインドウズ用でしかも英語版だったりしていらないし、映画のDVDも結構あるけどどうせ画質悪いだろうし第一DVDといいながら実体はVCDだったりしそうなので単にひやかして外へ。カオサンにそろそろ戻ろうかなあと思ってたら土砂降り。仕方なくシャッター降りてる店の軒下で雨宿り。ある程度小降りになってきたところでトゥクトゥクでカオサンへ。ちょっと小腹が空いたので路上イサーン屋台で食ってネットやったりして時間つぶし、7時頃に宿へ。9時に空港へのバス(実際にはバン)がピックアップしにくるのでそれまでジュース飲みながら時間をつぶさせてもらう。途中この宿に数日滞在してるという日本人が話しかけてくるが、自分から話しかけてきたわりにはだるいだるいとばかり言っていてあまり会話にならず、結局彼はいたたまれなくなって自分の部屋に帰っていくのであった。

 ようやく9時を少しすぎてからバスが迎えに来たので空港へ。バスの隣りに座ってた日本人カップルは二人とも左上腕部に刺青がありました。しかしいくら道が空いてるからといってあまりにも速度を出し過ぎなのではないか。軽いショックがあったら確実に思い切り横転してしまうくらいには速度が出てました。でも無事空港に到着、時間ぴったりですぐにチェックインし、上階のバーガーキングで時間つぶし、でもってボーディングタイムが近づいたのでイミグレーションを通る。残金がまだちょっとあったので免税店の商品をみたところ、なんでここはこんなに高いの。結局小さなチョコレートを買ってタイバーツをほぼ使い切る。そしてエア・インディアの出るゲートへ。するとやはりテロの影響か、やたらめったら荷物チェックが厳しい。まず手前でX線による荷物チェックで、今まで気にとめられたことのないカッターを預けることに。預かり証を渡され、成田で受け取れとのこと。でもってゲート内では今度は鞄を開けられ、内部まで調べられる。彼らの荷物検査の仕方はかなりいい加減で、検査することでこちらが動揺することがあれば要チェックという程度のものらしく、鞄をあけるんだけどじゃあ荷物を全部出して一つ一つ念入りに確認てことはしない。もちろんそれでこちらはいいんだけど、しかしあれじゃあ結局何か持ち込むことはかなり簡単に出来ちゃうよ。そして機内へ。出発は深夜1時近くとなり、飛び立ってすぐに機内のライトは消されてお休み時間となる。しかしもちろんデリケートな俺としてはなかなか眠れません。やっとうとうとしてきて、半分夢の中で飛行機が墜落するとわかったときの乗客の心境ってどんなもんなのかなあとか思った瞬間に飛行機が乱気流に突入し、今の思考と寝ぼけとがあいまってこれで終わりかなどと一瞬思ったりしてしまった。

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