2002年5月18日土曜日

子猫その後

 ポカラ最後のチベタンブレッド。調理中にカンチャくんがさりげなく(というふりして多分半分は本気かも)自分が日本で働いてみたいということをちらっと話すが、さりげなさのおかげでこちらも冗談としてその場を流すことができて助かる。すまん。俺は何の力にもなれん。その後ポカララストデイということでレイクサイド方面まで散歩。もう本当にツーリストがいない。不思議なくらい。ツーリストに寄ってくるトレッキングガイドもいない。
 適当な店でスプライト飲んで山本周五郎『日日平安』(新潮文庫)の表題作読む。『椿三十郎』の原作なわけだが、映画も相当に穏やかな感じだったと記憶するがこちらもまた輪をかけてのんびりしたお話である。その間抜けさかげんが楽しいわけだが、よくまあこれを『用心棒』の続編にしようなんて思うよね。普通だったらまったく別の映画として作ろうと思うんではないか。あの桑畑三十郎がのんびりした人たちに翻弄されるっていうシチュエーションが楽しいのではないかとひらめいたのかしらね。事実そのとおりだし。
 で、またぶらぶらしながらダムサイド方面へ。マウント富士MOMOレストラン横に子猫の様子を見に行くと、やはり二匹とも死んでいた。一昨日母親らしき猫が近くに様子見に来てたから大丈夫かと思ったのだが駄目だった。関わらなきゃよかったよ。さらに歩いてアニールモモ隣のネパーリーキッチンへ。『マスターキートン』1巻読みながら焼き肉定食。米は水っぽくすることで日本風にしており、肉も味は頑張っているがなんかやっぱり俺はアニールモモの味付けの方が好きだな。本はこちらの方が多いんだが。
 その後ネット。宿に戻って明日は朝早くて両替なんぞしてる余裕がなさそうなので今のうちに宿代等支払う。宿の並びの奥さんのお姉さんが経営する店でスプライト。部屋でごろごろしてたら停電でファンが止まったので散歩に出る。と思ったらすぐに雨が降ってきたので戻る。ゴータマさんからカトマンズに友人のやってる宿があるから連絡しようかとのこと。自分でいろいろ探すのもめんどくさいのでお願いする。タメルのムスタングゲストハウス。
 夕方になったのでやたらゆっくりした足取りでアニールモモへ行きとんかつ定食。少しすると今までみかけなかった日本人のおじさんが一人来る。挨拶だけする。その後昨日も会った日本人女性がやってくる。どうやら彼女はこのおじさんとも顔見知りだったらしく会話となる。店にいる間は土砂降りだったが、帰りは雨が止んでいた。しかし戻ってシャワー浴び終える頃にまた雨。タイミング良かったね。明日は朝7時のバスでカトマンズ行き。以前は宿までピックアップに来てくれたのだが最近はそれはやってないらしくバスターミナルまで歩いて行かねばならない。場所をアニールモモで彼女から聞いたところ、スノウリからのバスが着いたところではないというのでちと早めに起きて確認した方がいいのかもしれないね。ということで早めに寝る。

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