2002年5月16日木曜日

ボート漕ぎの青年の話

 今朝もチベタンブレッド。食いながらカンチャくんに今日こそはネパール映画に行くかと確認すると、今日は宿が自分一人だけになって大変忙しいので行けないとのこと。食事してるとその言葉を裏付けるかのようにおめかしした奥さんが現れる。どこへ行くのかと問うとちょっと考えて(奥さんは英語が苦手らしい)フォークソングとのこと。ネパールの伝統音楽コンサートに家族で行くようである。俺も飯食い終わってから外へ。しかし今日の予定は映画と思ってたためか特にあてもなくどうしようかなあと歩いてると、そういえば今回湖をまともに眺めてなかったということに気付いたのでダムサイド側ではあるが湖の公園へ。すると地元の若者が日本語で話しかけてくる。しばらく会話してるとボート漕いで金稼いでるということが判明。本業はトレッキングガイドだけどオフシーズンなので、とのこと。が、ボート強要する感じが全くなかったので乗ることにする(強要されたりしつこいと確実に断ってしまいます)。1時間180ルピー。自分で漕げば100だが人任せの方が楽です。ボートに乗っている最中、彼が以前日本にいてネパール語の先生をやってた話とかトレッキングのときの話とかをひたすら聞き続ける。そのため一応ペワ湖の南側をゆっくり移動してたんだけどあんまり風景は見てませんでした。ちなみにいろいろ話を聞いたことからわかったことなのだが、どうやら彼はフェラチオされるのは嫌いだということである。あと、ネパールのジキジキは先日某人物に1000ルピーであると聞かされていたのだが、彼によれば5000ルピーくらいが相場とのこと。どっちでもいいんだけどね。その他、日本人がキノコを食べたいというので一緒につきあってほんのちょっとだけ食べたら一日中ききっぱなしで恐くてもうやりたくないという話。酒の方がいいよと言っていた。あと聞いた嫌な話としては、外国人ツーリストの中には山の子供たちにはした金を握らせて性奴隷にしてる連中もいるらしい。もちろんその中には日本人もいるらしい。大変嫌な話だと思う。
 ボートを降りてからマウント富士MOMOで生姜焼き定食。子猫は相変わらずよちよちしてやはり心配だが、みてたら親猫らしいのが様子見に来てたので多分大丈夫だろうと思う。二匹の子猫は互いに離れてるとにゃーにゃー鳴いてるが近づけると落ちつく。食後ぶらぶらとレイクサイド方面へ。今日は気のせいかいつも以上にツーリストの姿が少ない。途中のレストランで読書でもしようと入ってスプライトとバニラシェイク。飲み終えた頃に一人の日本人が現れ会話。店を出て別れて歩き出すと土砂降りに。雨宿りしつつ雨の中をダムサイド方面へ。かなりまたふりがひどくなったところでマウント富士MOMOに避難。身動きとれないのでスプライトとフライドポテト。子猫たちの様子も見ながら食べる。一匹の動きが弱々しくなりつつあるみたいでちょっと心配。雨が止んだのでマウント富士MOMOを出てネット。宿に戻って荷物を置いて、夕食のためにアニールモモへ。なんだか食ってばかりいるような日記である。こうして日が暮れて宿に戻ってシャワー浴びて読書。蔵前仁一『旅で眠りたい』(新潮文庫)読了。元上司の本で語りづらいので感想書きません。でも面白いですよ。再読だし。つまらんかったら再読しないもの。

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