2002年5月10日金曜日

女医

 本日は医者の日。昨日自転車で走り回ってるときにみつけた病院へ行こうと思い、その前に腹ごしらえでホテルのレストランでレモンシュガーパンケーキとレモンティ。レモンティはいわゆるティーバッグなので問題ないといえばないが、パンケーキはこげすぎでした。やはり食事は外でするべきか。

 食後に歩いてでっかい病院へ。受付へ進むと薬局で注射用の薬買ってこいと言われる。受付にいた従業員が病院内の薬局窓口まで連れてってくれるが、今切らしてるんだかなんだかで、とにかくここではその薬はないと言われてしまう。困った。困ったって顔してると助け船。別の病院の場所を地図に書いて教えてくれた。なら最初からそうしてほしいとも思うが。地図によればこの病院から東へ進み、川を越える橋を過ぎ、ブッダチョークというところがあるからそこを左折。それからさらに右右右と入っていくとあるよ、とのこと。ちと最後の方がわかりづらそうだが、しかし地図を見る限りはそんなに遠くなさそうなので礼を言って歩き出す。非常に遠かった。まずでっかい商店街の一区画があって、そこまで10分くらい全く川なんぞないのである。おっかしいなあ、間違えたのかなあなんて思いながらも違うという確信も持てないのでまだ進むとでっかい例のバスステーションへ出る。そこをさらにすぎるとようやくやたら深い谷をちょろちょろと流れる川を渡る橋があり、ここまで来れば楽勝だ! 俺間違ってなかった! なんて思うが橋渡ってすぐにあるかのようにかかれていたブッダチョークなんてありません。というか左折できる道自体が全然ない。しかし川と橋はあったので間違いではなかろうと進むとようやく十字路発見。しかしどこにもブッダチョークなる標識はない。もしかしたら現地の文字で書かれていたりして、そうしたら俺には読めないよ、なんて思ってたら現地文字でかかれた簡単な地図を発見。読めないんだけど十字路の真ん中に仏さんの顔が描かれてるのでここがきっとブッダチョークだ。てことで左折。その後右右右ってことだったが病院だから何か印が出てるだろうと思って歩くとまた何もなく現地の人々が穏やかに暮らすのんびりした風景が広がるばかり。おっかしいなあもうそろそろ右に曲がってもいい頃じゃないの? てことで右に曲がれるところの角にあった商店のおじさんに病院どっち? と聞くとまだまだ直進する方向を指す。直進。するとようやく「HOSPITAL」という標識が出てきてまだまだ真っ直ぐ。すると右手にドラッグストアが見えたのでこれは近いと判断。そのすぐ先に右に折れるところがあったので念のためその角にいたおねえさんに病院こっち? と聞くとさっきのドラッグストアの正面を指す。見ると広大な土地の奥の方に建物があり、あれが病院だという。しかし土地の入り口には何やら警備員みたいないかついおっさんが一人座っており、しかも現地文字で何か書いてあるだけなのでてっきり軍の施設かと思いました。で、そのおっさんにここは病院か? と確認してようやく敷地内へ。建物へ向かうが土地内の駐車場にたむろしてるタクシー運転手がタクシー乗るか? なんて話しかけてくる。俺今外から入ってきただろうがボケ! なんて長時間歩いていらだってるから心で思うけど英語で言えないのでノーとだけ言って病院内へ。レセプションで狂犬病注射のカード見せると早口の英語で何か言われる。聞き取れないので聞き返すと同じスピードで同じトーンで言い返される。どうしてスローでとかいうことをしてくれないのでしょう。で、まあとにかく2回目でなんとか聞き取ったことによると、ファーマシーで薬を手に入れてエマージェンシーへ行けとのこと。ああ、薬局でいいんだなと先ほどの土地正面にあったドラッグストアへ向かう。と、先ほどのタクシー運転手がタクシー乗るか? などと言ってくる。こんな早く用事終わるかボケ! とか思うが無視。ドラッグストアへ。しかしここにはないと言われてしまう。またたらいまわしかよ! と思ったらファーマシーへ行けという。ここじゃないの? 建物の中だって。戻る。またタクシー運転手が話しかけてくるんじゃねえのかこの野郎と思ってたら気付かれませんでした。かえって拍子抜け。レセプションの横にファーマシーがあり、薬買ってエマージェンシーへ。そこでまた人に聞いてインジェクションルームへ。すると若くてきびきびした感じのなかなかに美しい女医さんが一人。事情話して薬渡して注射してもらう。その趣味の人にはたまらないでしょう。かなり注射がうまくて痛くなかったのでかえってその趣味の人には物足りないのかもしれないが。で、レセプションで金払うのか? と訪ねるとその必要はないとのこと。これでフィニッシュ。女医さんに金払う必要も無し。手続き一切なし。なんといい加減な国であろうか。突然やってきた外国人旅行者が注射うってくれといってうってそれっきり。まあ保険のためのめんどくさい書類記入とか手続きとかないからこっちは楽だけどね。で、再び長い長い道を歩いて宿へ帰る。

 途中空港の横を通るとここでも中で兵士が銃を構えている。このとき進行方向左側が空港で、俺は道の左側、つまり空港側を歩いていたのだが、兵士は俺に気付くと道路の右側を歩けとジェスチャー。実際にテロとかのこともあって空港側は歩くなってことなんだろうけどね。で、宿で少し休んでアニールモモへ。野菜炒め定食頼んで『柔道部物語』3?5巻。時間かけて読んで食って宿に戻り屋上に出て読書と思ったが暑いので庭で読書。夕方5時頃になりレイクサイド方面へ散歩。トレッキングガイドたちにいろいろ話しかけられる。今はオフシーズンでツーリストがいないから困ってるようである。ついでにテロ問題とかもあるし、なおさら客が少ないのであろう。暗くなってきて腹も減ったのでエベレストステーキハウスで奮発してステーキ。肉はうまいが米はまずい。ソースもいまいち。塩と胡椒だけで食べるのをお薦めします。7時半頃レストランを出て戻るが、店の電気はまだどこもついてるけどやはりレイクサイドとダムサイドの間は暗い。途中真っ暗な中で兵士が検問していてびびる。で、宿に戻りトイレで大きいのしてたら停電。なんとか尻を水で流して(今回の旅行中、基本的にトイレットペーパーは使ってません)階下へ降りて蝋燭借りて、暗い中蝋燭の明かりでシャワーなんとかあびて横になる。

0 件のコメント:

コメントを投稿