2002年5月12日日曜日

パタレチャンゴとタシリン・チベット村

 ポカラに来てからどういうわけか夜は9?10時頃には眠くなり寝てしまうのだが、なぜか深夜とか朝方に目が覚めてその後数時間眠いのに眠れない状態が続く。でもってもう起きてもいいような時間に眠りにつき、結構遅い午前に目覚めるというリズム。今朝もそうで、なんと午前3時に目が覚めて以後しばらく眠れない。しかし朝7時頃にまた眠り目覚めると9時だか10時だか。実質的にそれなりの睡眠時間はとれてるのだが、間にロスタイムが入ってしかも頭はぼーっとしてるのでなんか無駄である。まあ旅行中だからいいんだけど(←実は帰国後の方がもっとひどいロスタイムだらけの生活になるのをこの時点ではわかっていない。というか旅行中って帰国したらあれもやろうこれもやろう毎日規則正しく忙しいなあとか計画だけは立てているものである)。で、10時頃に起きて宿のレストランでチベタンブレッドとレモンティ。
 サランコットに行こうと思ってたのだがカンチャくんがサランコットは朝がいいよなんていうからとりやめ。パタレチャンゴへ。そんなに遠くはないのだがいきなり街をはずれる感じでそのための土産物屋以外周囲はほとんど何もない。パタレチャンゴもDavi's Fallという別名を知らないと、その土地の土産物屋に埋もれていてわかりづらい。でもなんとか辿りつき、入場料10ルピー払って入る。滝。Davi's Fallって名前は60年代にデヴィという人が落ちて亡くなった(多分亡くなったということだったと思う。記憶違いかもしれないのでこの情報を孫引きしたりしないように。自意識過剰かしら)からこう呼ばれるようになったということで随分不謹慎ではある。某アイドルが飛び降り自殺したビルをユキコビルディングと名付けるようなもんではないか。周囲のパタレチャンゴとは全く無関係なものばかり売ってるチベタンの土産物屋をひやかす。仏教グッズのみならずやたらとアンモナイトの化石があったりアフリカの像があったりとかなり滅茶苦茶な品揃えであった。
 それからその先にあるタシリン・チベット村へ。平日昼間であるせいか、おばちゃんとガキとじいさんばっかり。平和そう。もろにチベット人の村である。当たり前です。かなり小さく、一通り見て帰ろうとすると二人のおばちゃんに呼び止められる。土産物なら買わないよと言うとどうもそうではないらしい。そこで話を聞くと、彼女らは5ドルと250円を持っており、しかし自分たちはパスポートがないので外貨の両替ができないから俺にルピーと替えてくれないかという。本来のレートよりこっちに都合のいいレートで言ってくるのでその場で計算して両替。そしたら250円の方のおばちゃんがうちに来いと言う。どうせ土産物を売りつけられるんだろうと思いつつもここで生活してる人の部屋を見てみたいというのもあったのでついてくと、案の定鞄から土産物をいろいろ次々と出してくる。買わないよといいつつ、結局ちょっと買ってしまう。ついでにお茶をいただく。もちろん睡眠薬を警戒してしまうのだが、ほんのちょっと飲んでも味もおかしくなかったからそのまま飲みました。問題なし。疑ってごめん。室内にはダライラマの写真が飾られていました。家を出て帰ろうとすると5ドルのおばちゃんが話しかけてきて土産物を見ていけとうるさい。もう買ったからもういいよと去る。他のおばちゃん連中も買っていけ買っていけとうるさい。よほど今客がいないことが堪えてるのかいつもこんななのか。
 村を離れて近くの子供の山羊がはね回ってる観光客向けの店でジュース飲んで宿方面へ。途中でダムの吊り橋方面へ。ダム下の川になってるところで洗濯してる人々と、岩のかなり高いところから飛び込む子供たちがいっぱい。吊り橋を無理矢理渡らされている水牛も数頭。
 宿へ戻り昼食タイムだったのでアニールモモへ。唐揚げ定食食べながら『柔道部物語』読了。小林まことの作品てのは作品内できちんと完結した世界観を持ってるためか、非常に職人的な感じもし、楽屋落ちなんかが一切なくて作者側が本気か冗談がわからないというのが特徴ではないかと思いますがどうでしょう(作者らしき人物がよくギャグとして出てくるがこれも鳥山明とかが出てきて作者側の言い分というかそういうのが表現されるのとはちと異なり、どういうわけか楽屋落ちではなくなってるという印象。うまくいえなくてすまん)。あと細かいこともいろいろ思ったと思いますが、旅行中に書いていたこの日記には感想が記されておらず、現在それをWEB用にテキスト化してるのはこの時点から3カ月以上あとの8月25日なので書いてられません。以後もそういうのが多数出てくると思いますが許してください。まあそもそも許す許さないという問題ではない程度のことしか書いてないが。
 宿へ戻って屋上で読書。夜になり、先日カーストについて離したレストランでチキンチョウメン。途中で停電。カーストの話をしたお隣さんがまた現れて会話。彼の兄はホテルひまりのオーナーだそうで、そちらには日本人の女の子も泊まっているという。なんと! でもめんどくさいから宿をかえたりしません。かえたあとでゴータマさんたちに会ったら気まずいし。その他彼から得た情報としては、現在とにかく観光客が少ないので客の少ないレストランは食材が回転しておらず、そのため下手に入ると古い食材を使った料理を出される可能性があるので空いてる店は気を付けろとのこと。他にも何かあったが思い出せず。というか実は後日思い出して日記には書いてるのだが、それをテキスト化してる今その部分がみつからないのでそれは書かれてる日のところで書きます。多分書いてたはず。で、本日は宿に戻っておしまい。

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