2012年7月9日月曜日

美術と森さん

ブログをウェブ日記に再利用しようと思って早二か月以上。その間に日記として更新したのはたったの四回。とってもダメな感じであるが、ちょっとずつ追いつくようにがんばってみたいと思います。意気込みだけはある。しかし随分前の出来事というか随分前に観たり読んだりしたものの感想なのでどれもかなり短文だったり、場合によっては感想自体を忘れてたりするかもしれません。備忘録だからいいですね。

●5月22日(火)
 高階秀爾『誰も知らない「名画の見方」』(小学館101ビジュアル新書)を読む。ここんところどうにかしたいと思ってる美術音痴改善努力の一環として。やはり思うのは、「感じるままに鑑賞すればいい」と言われても困っちゃうよね、ということです。ということで初心者的にはカラー図版つきで見方のヒントを書いてもらえるこういう本がもっとたくさんあるといいと思う。あるのかもしれない。知らない。
Art 1 誰も知らない「名画の見方」 (小学館101ビジュアル新書)

●5月26日(土)
 日本幻想文学集成32『室生犀星 蜜のあはれ』(国書刊行会)読了。参加している読書会の課題本に表題作が選ばれたので、他の収録作もおもしろそうに感じた本書を選択。が、正直なところ、表題作自体はつまらなくはないけどさほどピンとこず。一応は、隠微な関係にある少女とおっさんが金魚と飼い主という体でやりとりしつつ話が進む会話劇、という解釈で読み、これってにっかつロマンポルノあたりで映画化されててもいいよなあ、なんてことを思ったのだが、それぐらい。むしろ同書後半に収録されている「火の魚」が良かった、このあと「蜜のあはれ」を読み返すといいかも、と読了日にツイートしてるのだが、読み返してないどころか肝心の「火の魚」がどんな内容だったかもう忘れてしまった。
室生犀星 蜜のあはれ (日本幻想文学集成)

●5月29日(火)
 森優子『旅ぢから』読了。快適に旅行するためのアイデアをあれこれまとめた本。過去の会社員時代に著者の森さんに仕事でお世話になっており、この数日後に森さんのトークイベントに行くことになっていたこともあって改めて読んだ次第。俺自身は基本的にバックパッカー旅行がメインなのだが(といってもかれこれ三年ほど旅行に出ていないのだが)、この本はどちらかというともうちょっとパックツアー寄り。とはいえ個人旅行でもこういう工夫してればもうちょっと快適だったよなーと思うアイデアも豊富で、自分の工夫しなさ加減を呪う。
旅ぢから

●5月31日(木)
 続いて森優子『買ってよかったモノ語り』読了。本人のみならず旦那さん、お子さんまでカバーに登場する家族全員参加の道具本。といっても本格的に生活を便利にするノウハウというより、森さんが近所を含む世界各地でみつけた道具への偏愛を語る、役に立つとは限らないエッセイ集。かき氷マシンのきょろちゃんが紹介されることで、幼少期に我が家にあったペンギンちゃんの氷かきマシンをおそらく30数年ぶりに思い出した。刃の部分が錆びちゃったので処分したと記憶する。
買ってよかったモノ語り

●6月1日(金)
 国立新美術館で『エルミタージュ美術館展』。相変わらずわからないままに美術鑑賞。年代を追いながらの展示なので絵画史をおおまかにとらえられる、気がする。写実は人の目に世界がどう写っているのか、ということに気づかせてくれるものだったのではないか、と思ったりする。けど結局その程度の感想だったりする。修行が足りません。また、個人的には写実的な絵画ってあんまり興味ひかれないなーということに気付くとともに、ここでは「20世紀 マティスとその周辺:アヴァンギャルド」に分類されるような作品が好みらしいことも少々見えてきました。この調子でいいのか、結局何もわかっていない≒見えていないのかはまだわからん。

●6月2日(土)
 おーくぎゃらりぃ明大前にて、旅行コラムニストにしてイラスト・エッセイストの森優子さんのトークイベント『がけっぷち欧州よどこへ行く?』。会社を辞めて12年、森さんともそれ以来の再開。まあとにかく変わっていないというか、12年ぶりなのに前より若返ったというか。相変わらず超元気な人でした。で、トークイベント。経済不安の続くヨーロッパを旅行者目線で語る、なんだかんだで日本も世界もまだどうにかなるんじゃないの?と思わせてくれる楽しいお話でした。同タイトルの森さんのトークショーはこの日だけでなくあちらこちらで開催しているので、時間のある方は足を運んでみるとよろしいと思います。詳しくは森さんのブログ『ゆらゆらくらげ日記』にて。と思ったら東京での講演は7月5日、大阪では7月7日で終了だった!いやしかしきっと森さんのことだから新たなテーマでのトークイベントを開催してくれることでしょう。期待してます。また行きます。